自分軸でいきる

ゴールに着いても、たどり着いた気がしない理由

旭しのぶ

会社や集団の中でいるのがしんどく、人前が苦手。 友達がいない自分はおかしいとずっと思ってきました。 精神世界や引き寄せを学び、 「今のままの自分でいい」と思えたことで生きやすくなりました。 静かに、自分軸で生きるヒントを発信しています。

資格を取った。
仕事を覚えた。
認められるように、まじめにふるまってきた。

ふり返れば、ちゃんと頑張ってきました。
それなのに、報われたという実感がない。

どこかに着いた感じも、しない。
ここは自分の場所じゃない、という感じだけが、静かに残っている。

この記事は、その「着いた感じがしない」理由の話です。

ゴールは、着くたびに先へ動く

外側の基準には、ひとつ特徴があります。
届いたとたんに、次が用意されることです。

資格を取れば、次は実務経験。
役職がつけば、次は成果。
成果を出せば、次はもっと大きな成果。

うれしいのは、届いた日から数日だけです。
すぐに、それが当たり前になります。
そして、また次を目指しはじめます。

心理学では、この動きを「ヘドニック・トレッドミル」と呼びます。
ルームランナーの上のように、走っても走っても、景色が変わらない状態のことです。

着いた感じがしないのは、あなたの努力が足りなかったからではありません。
ゴールを選ぶ基準が、あなたの外側にあったからです。

外側のゴールは、あなたが着くたびに、少し先へ動きます。

選んだのは自分。でも、基準は外側にあった

前の記事で、肩書きが「始めるための許可証」のようになってしまう話を書きました。
今回は、目指すゴールの選び方の話です。

親が安心する仕事。
人に説明しやすい肩書き。
まわりが「すごいね」と言ってくれる結果。

こうしたゴールは、たいてい自分で選んでいます。
誰かに無理やり決められたわけではありません。
選ぶときも、正しい選択のように見えます。

ただ、選ぶときに使った基準を、ひとつずつ見てみてください。

親が安心するか。
人に分かってもらえるか。
まわりに認めてもらえるか。

どれも、外側から自分を認めてもらうための基準です。

外側の基準で選んだゴールは、届いても、着いた感じがしにくいのです。
着いたかどうかを決めるのが、自分ではなく、まわりだからです。

(前の記事:その「まだ」は、いつ終わりますか)

頑張ってきた時間は、なくならない

ここまで読んで、「じゃあ、今までの時間は何だったんだろう」と感じたかもしれません。

オーストリアの精神科医ヴィクトール・フランクルは、過ぎ去ったことは失われない、と考えました。
過去になったことは、もう誰にも取り消せない形で、残り続けるというのです。

選んだ基準が、外側のものだったとしても。
そこへ向かう途中で積み重ねたものは、なくなりません。

覚えた知識。
身についた段取り。
しんどい日を、それでも越えてきたこと。

ゴールは外側にあっても、積み重ねたものは、あなたの側に残っています。

次の目標は、自分の中心で決める

ここで、ひとつだけ手を動かしてみてください。

紙かスマホのメモに、これまで頑張ってきた中で「残っているもの」を三つ書き出します。

たとえば、こんなふうにです。
仕事の段取りを組む力。
小さな違いに気づく目。
しんどい時期を、一度越えたという経験。

三つ書けたら、ひとつだけ選んで、自分に聞いてみてください。

これを、誰かに認められるためではなく、自分のために使うとしたら、何に使いたいか。

答えは、すぐに出なくてかまいません。
その問いを持っておくことが、目指す場所を決め直す、最初の一歩になります。

次の目標は、外側から受け取るものではありません。
あなたの中心で決めていいのです。


頑張ってきた時間は、どこにも消えていません。

残ったものを手に、もう一度、行き先を選べばいいだけです。


「ここは自分の場所じゃない」という感じと、私がどう付き合っているかをこちらに書いています。
ひまわりさんのアファメーション パラレルシフト

 

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