その「すべき」は、どこから来たのか
朝、目覚ましが鳴ります。もう少し早く起きるべきだった、と思います。 朝食は抜かないほうがいい。通勤の電車では、ニュースくらい見ておくべきだ。仕事のメールは、その日のうちに返すべき。夜は自炊すべきで、寝る前のスマホはやめるべきで、休みの日は何か有意義なことをすべきだ。 一日が終わるころには、できなかったことのほうが多く残っています。 そして、その残った分だけ、自分を少し責めます。 これは、意志が弱いという話ではありません。「すべき」の数が、一人分の1日に対して多すぎるだけです。 この記事は、その「すべき」が ...
その違和感を、信じていい
会議で、誰も言わないことに気づいてしまう。 みんなが笑っている場所で、ひとりだけ笑えない。 盛り上がっている輪の中にいるのに、どこか遠くから眺めているような感覚になる。 そういうことが、たびたびありませんか。 そしてそのたびに、「自分は人とどこかおかしいのかもしれない」「変わり者なのかもしれない」と、その感覚を自分で追いやってきませんでしたか。 この記事は、その感覚を、信じていいという話です。 見えているのに、見えないことにされる 最初のうちは、あなたもその違和感を口に出したかもしれません。 「なんか、お ...
先に気づいた人は、お金の常識も、先に手放していい
お金が、なぜか手元に残らない。 なぜか、巡ってこない。 そう感じたとき、私たちはたいてい、方法のほうを見直します。もっと働くか、もっと切り詰めるか。 でも、やり方を変えても、しばらくすると同じところに戻ってきてしまう。そんな経験は、ありませんか。 もしかしたら、変えるところが違うのかもしれません。 方法の前に、知らないうちに握りしめている「お金の常識」のほうを、一度ほどいてみる。この記事は、そういう話です。 その「お金の常識」は、いつ、誰から受け取ったのか 少しだけ、思い出してみてください。 「お金の話を ...
先に気づいた人は、先に生きていい
「あなたは間違っていない。ただ少し、まだ周りがついていけないだけ」 そう言われて、少しほっとしたとします。 でも、翌朝はやってきます。同じ時間に起きて、同じ電車に乗って、同じような会話に、同じようにうなずいている。 慰めは、優しいけれど、明日を変えてはくれません。 ここから先の話を、書きます。 そのうち、わかってもらえる 先に気づいてしまった人が、いちばん静かに陥りやすいのが、待つ姿勢です。 いつか時代が変わって、周りが追いついてきて、そのときには、この感覚もわかってもらえる。そう思うのは自然なことですし ...
あなたの感受性は、鈍ったんじゃない。静けさが足りなかっただけ
最近、何かを見て「きれいだな」と、思わず立ち止まったのはいつですか。 夕焼けでも、雨あがりの匂いでも、湯気の立ちのぼり方でも、なんでもいいんです。 ……すぐには思い出せなかったかもしれません。 でも、それを「自分は心が動かなくなった」と受け取らないでください。あなたの感じる力が、どこかへ消えてしまったわけではないんです。ただ、少し聞こえにくくなっているだけ。その理由を、今日は書いてみたいと思います。 昔は、もっといろんなことに心が動いていた 子どもの頃を思い出してみてください。 空が青いだけで、なんだか嬉 ...
何のためでもない時間だけが、あなたの人生の味になる
今日、あなたは何をしましたか。 本を読んだかもしれません。少し歩いたかもしれません。お茶を淹れて、ひと息ついたかもしれません。 では、もうひとつだけ聞かせてください。 そのどれかに、目的はありましたか。 思い返してみると、気づくことがあります。今日あなたがしたことのほとんどが、何かのためだったということに。 あなたの一日は、「何かのため」になっていませんか 読書は、自己投資のため。 運動は、健康のため。 人付き合いは、キャリアのため。 映画は、インスピレーションのため。 早く寝るのは、明日のパフォーマンス ...
羨ましいという感情は、あなたの地図です
夜、スマホを閉じたあとに、少しだけ胸がざらつくことがあります。 誰かの投稿を見た。楽しそうだった。うまくいっているように見えた。それだけのことなのに、なぜか自分の部屋の静けさが、急に重たく感じられる。 そういう夜のことを、今日は書いてみます。 羨ましさを感じた自分を、責めていませんか 羨ましい、と思ったとき。 多くの人がその直後に、もうひとつの感情を重ねます。 「こんなことを思うなんて、心が狭い」 「人の幸せを喜べない自分は、よくない人間だ」 羨ましさそのものより、そのあとの自己嫌悪のほうが、ずっと長く残 ...
幸福の定義を、自分で決める
「幸せになりたい」——きっと、誰もが一度は思ったことがあります。 でも、その「幸せ」のかたちを、あなたはいつ、誰から受け取ったのでしょうか。 ―いい学校に入ること。いい会社に勤めること。 ―結婚して、家庭を持つこと。家を買うこと。 並べてみると、どれも「そういうものだ」と感じます。 けれどよく見ると、それはあなたが選んだものというより、まわりから自然と教わってきた「幸せの形」ではないでしょうか。 その"幸せ"は、誰が決めた? 面白いのは、すべてを手に入れたのに、どこか満たされない人がいることです。 反対に ...
「寂しさ」と「孤独」は、違う
夜、ふと静かになった瞬間に、なんだか落ち着かない気持ちになることはありませんか。 そういうとき、わたしたちはたいてい、無意識に刺激へと手を伸ばします。スマホを開く。動画を流す。音楽をかける。誰かにメッセージを送る。気づけば一日のほとんどの時間、何かしらの音や情報が、ずっと流れ続けています。 その落ち着かなさを、わたしたちは「寂しさ」や「孤独」と呼んでしまいがちです。でも、その正体をちゃんと見分けたことは、案外少ないかもしれません。 寂しさと孤独は、向きが違う 寂しさと孤独は、似ているようで、実はまったく別 ...
「見せたい自分」に疲れたあなたへ
― ほんとうのあなたは、誰にも見せていない時間の中にいる スマートフォンの中に、よく似た写真が何枚も並んでいる。 その中から一枚を選んで、明るさを少し整えて、言葉を何度か書き直して、ようやく投稿する。 たぶん、誰もが当たり前にしていることです。 でも、ふと立ち止まって考えてみてください。 そこに映っているのは、ほんとうのあなたでしょうか。 それとも、「あなたが見せたいあなた」でしょうか。 私たちは、いつも誰かに見られている ある社会学者は、人は日常のすべての場面で、舞台の上の役者のように振る舞っている、と ...








